#003 【イノベーション】多様性×非連続性からの必要性
全業界、商品・働き方における専門性の地位は永続的ではありません
ある時期にスペシャリティでも、同じ軸で競争をしている限り、時間の経過にともないその価値は必ず低下し、コモディティへと転落してしまいます
逆に、このコモディティ化の圧力がイノベーションの必要性を生み、資本主義のダイナミズムとなります
過去の日本企業の強みはオペレーショナルエクセレンスにありました
それは新卒から社長・取締役会まで一貫的な終身年功制に守られた、同質的で連続性の高い組織特性・人材群と相性がとても良かったと考えられます
破壊的イノベーション力を推進するのは、多様性×非連続性の時代における変化対応です
知の深化で既存事業の収益向上を狙いながら、知の探索で既存知と既存知の新結合(イノベーション)で新しい価値創造事業を発掘する活動が必要となっています
すぐに実となるものではないので長期的な資金体力とともに、人材の評価体系や組織体制を新たに整備しなければならないことがハードルになることが想定されます
しかし、ビジネスモデル陳腐化の短期化が著しい昨今においては、必要不可欠なものではないかと考えるのです。