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#019 It's start with you

『あなたは何者ですか?』と問うために」

そう話すのは、デンマークのビジネスデザインスクール・KAOSPILOT(カオスパイロット)プログラムの共同開発者兼プログラムディレクターです。

 

 

クリエイティブ・リーダーシップとは、「人とアイデアを成長させるために創造的なコラボレーションを導くことができるスキル」。

 

 

プログラムは、1. 自己、2. チーム、3. 結果にフォーカスした3つのモジュールからなるが、最初のモジュールの名前が象徴的だ。

 

 

 

「It starts with you(すべては「私」からはじまる)」

 

 

「クリエイティブ・リーダーシップを身につけるための第一歩は、自分を徹底的に掘り下げることからはじまります」

 

 

同じく共同開発者であるポール・ナトープ(写真右)はそう指摘する。プログラムでは、最初のモジュールの目標を次のように設定する。

 

 

「チームにおける自身の影響力を知り、明確なコミュニケーションを築く方法を理解すること」

 

 

「チームの中で『信頼とコミットメント』を築く方法、プロセスにおいて多様性を強みに変える方法を知ること」

 

 

「クリエイティブ・リーダーとしてどうあるべきか、どう振る舞うべきかについて、経験と洞察を得ること」

 

 

デイビットは次のように話す。

 

 

「リーダーとしてどのように振る舞うか。どのように仲間を信頼するか。チームにおける自分の影響力をどのようにとらえるか。

 

 

他者との関係の中における『自分』のあり方を理解しなければなりません。チームメンバーに対して誠実であるためには、まずはあなたが『あなた自身』でなければいけません。すべては『あなた』からはじまります」

 

 

 

プログラムは、クリエイティブ・リーダーを育てるために、

 

 

2つ目のモジュール「From me to we(チームをインスパイアせよ)」3つ目のモジュール「From ordinary to extraordinary(「並外れた結果」を生み出そう)と続く。

 

2つ目のモジュールの目標は「連携・コミットメント・指示を通して『自己組織的なチーム』をリードする方法を知ること」

 

 

「クリエイティブな協働を生み出すために『美学とナラティブ』が使えるようになること」

 

 

「メンバーたちから『自分ごと』の意識を引き出すための、誠意とエンゲージメントの示し方を知ること」。

 

 

3つ目のモジュールの目標は以下だ。

「全体を見ながらも『現在』に集中し、結果の質を担保しながら即興を演じること」

 

 

「ありきたりな結果を超えた成果を生むために、チームメンバーに異議を唱え、インスパイアし、時に場をかき乱す勇気を育むこと」

 

 

「クリエイティブ・プロセスに勢いをつける方法を学び、協働における『ファシリテーションとリーディング』の違いを理解すること」

 

 

 

「経営者でも政府関係者でも誰でも、まず自分を見つめ直すことで、次の一歩が踏み出せるようになります。自分の影響力を再認識することで、自分自身が新たな『変化』をチーム、社会に生み出せるのです」

 

 

こうした「私」からはじまる背景には、カオスパイロットが大事にしている信念がある。

 

 

それは「誰もがクリエイティビティを持っている」。世界に変化や違いを生み出すため、まず「自分」とそのユニークさを知る。それが多様性、複雑性が高いカオスな世界を率いる未来のリーダーに必要な第一歩になる。

 

 

参照:Forbs